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不景気は関係ない? モノを扱う雑誌『MonoMax』が売れている理由仕事をしたら“30代男性”が見えてきた(前編)(5/6 ページ)

「不況でモノがなかなか売れない」と言われているなかで、モノを扱っている雑誌が売れている。その雑誌名は『MonoMax』だ。販売部数を34カ月連続で伸ばし続けているが、その秘けつはどこにあるのか。柚木編集長に話を聞いた。

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土肥:今の時代って、「アレも買って、コレも買って」という人はほとんどいません。ブランドの名前だけで買う人は、減ってきているのではないでしょうか。

柚木:確かに、なんでもかんでも売れる時代ではありません。ただ「ものすごくコレはいい」「ココはきちんとしたい」という人が増えてきています。

 例えば炊飯器を買うときに「毎日おいしいご飯が食べたい」という人はじっくり考えて買う。その一方で、自分にとってあまりこだわりがないモノについては「お買い得のモノを買えばいい」と考えている。このように今の時代は、二極化しているのではないでしょうか。

 バブルの時代であれば「どれもこれもいいモノを買おう」といった人が多くいました。でも、今はそうした時代ではありません。適正な価格でいいモノを買いたいという人が多いのですが、そのジャンルは限られているのかもしれません。

30代男性が求めていること

土肥:30代の男性って、なにを求めていると思いますか?

柚木:基本的には「ライフスタイルを充実させたい」と思っている人が多いですね。仕事も充実していて、プライベートも充実していて、全体的に向上心がある。「前に行こう」「前に行こう」という考え方をしている人が、他の年代よりも多い。

 上の世代に比べ、30代はPCや携帯電話をうまく使いこなす人が多いので、時短ができている。また「オシャレ=モテ」という考えではなく、ファッションは自分の満足感を満たしてくれるモノ。自分の生活を満たすモノといった存在ですね。

土肥:あ、それは意外ですね。30代の男性は、あまりモテを意識されていないということでしょうか?


『MonoMax』9月号の付録「カラビナ付迷彩LEDライト」

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