26.8%は家に1円も入れていない――20代の社会人、実家暮らしの実態(1/2 ページ)
20代の社会人で実家暮らしをしている人は、どんな生活を送っているのだろうか。オウチーノ総研の調査によると、4人に1人は実家にお金を入れていないことが分かった。
一人暮らしと違って自由度は低いものの、「生活費が安く済む」といったメリットがある実家暮らし。20代の社会人で実家暮らしをしている人は、どんな生活を送っているのだろうか。
実家に生活費を月額いくら入れていますかと聞いたところ、「0円」と答えた人が最も多いことが、オウチーノ総研の調査で分かった。次いで「3万円」(18.4%)、「2万円」(16.0%)、「5万円」(13.6%)と続いた。また「今より多く入れたい」と考えている人が58.7%、「妥当な金額」が28.0%、「今より少なくしたい」が13.3%だった。
実家暮らし社会人のうち4人に1人が、所得があるにも関わらず、生活費を負担していないことが明らかに。また「0円」の回答に加え「5万円」以下を足すと全体の9割を超える。「都内で一人暮らしをするとなると、家賃だけで5万円以上かかることがほとんど。家賃補助が受けられたり、格安で寮に住める会社もあるが、実家で暮らしているか否かで経済状況に明らかな差がうかがえた」(オウチーノ総研)
何歳までに実家を出ますか?
あなたは何歳までに実家を出る予定ですか? この質問に対し、56.3%が「やむを得ない事情(結婚、転勤)がない限り出る予定はない」と回答。現在実家で暮らしている20代社会人の半数以上が、特に実家から独立するつもりはないようだ。次いで多かったのが「30歳」(14.2%)。「30歳」と答えた人にその理由を聞いたところ「さすがに30歳までには自立したほうがよさそう」(28歳/富山県)」など、年齢を意識した回答が目立ち、世間体を気にして独立を考える人も少なくないようだ。
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