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インタビュー

思い出を“本”にする――「やりとりbook store」ディレクターインタビュー(1/4 ページ)

オカンから来る誤字脱字だらけのメール、恋人との他愛のない日々のやりとり……携帯電話の中にだけある記憶を、本という形で残せるサービス「やりとりbook store」とは? 原案者の河野透さんに話を聞いた。

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 「踊る大捜査線」シリーズや「ALWAYS 三丁目の夕日」「海猿」などの映画、各種テレビCM、企業や商品の公式Webサイト、またモバイルゲーム「ZOOKEEPER」といった作品の制作で知られる株式会社ROBOT(ロボット)。同社が新しくスマートフォン向けアプリをリリースしたと聞いて、最初は「映画とかテレビCMに関係する、何か動画系のアプリ?」と思っていた。

 そのアプリの名前は「やりとりbook store」(参照リンク)。しかし話を聞いてみると、そのアプリは動画ではなく「本」を作るもの。しかも、iPhoneでやりとりしたメールの言葉や画像をまとめて、思い出を本に残すもの……そう聞いて、正直かなり意外な気がしたのだった。

 「写真をまとめて本に印刷するということは、要はフォトアルバムサービスみたいなものですよね……? すごく率直に言って、どのへんが面白いのかイマイチ分からないんですが」そう聞いた筆者に「いやそれが、やってみると全然違うんですよ。面白いんです」というのは、実際にやりとりbook storeで本を作ったT嬢(参考記事)だ。


「やりとりbook store」のアプリ(左)と実際に作った本(右)

アプリ画面。本のデザインを選び、タイトルを決めて、メールでやりとりした文章や写真を編集していく

 エンターテインメント系のコンテンツ制作を得意とするROBOTが、なぜ“思い出系”のアプリを? T嬢が紹介してくれたアプリの生みの親である河野透さんに話を聞いたところ、それはかなり意外なきっかけで生まれたことが分かった。

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