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最近、自宅を“開く”人が増えている――その魅力とはこれからのことがよく分かるコラム(3/5 ページ)

自宅の一部を開放して、地域の人たちや気の合う仲間と交流の場をもつ人が増えています。なぜそのような現象が増えているのでしょうか。取材をすると、興味深い実情が見えてきました。

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開くことで新天地でのコミュニティに溶け込める

 自宅にオープンな場をもつことは、新天地で子どもの友だちづくりにも役立ちます。2010年に東京から長野県茅野市に移住した一家も、当初は周囲にまったく知り合いがいなかったのですが、「家を開く」ことで多くの友人たちと出会うことができました。

 「定期的に近所の親子を自宅に招いて、絵本の読み聞かせイベントを開催しています。絵本好きという趣味を生かして、2人の娘に友だちができたらいいなあと思い始めました。これまで11回開催していますが、回を重ねるごとに友だちは増えていますし、東京にいたころよりも家族全員の笑顔が増えたように思います」

 一家にとっての出会いだけでなく、イベントに来た人同士が知り合いになり、交流を深めることも。いつの間にか、地域の輪をつなぐ役割も果たすようになっています。


東京から長野県茅野市に移住した一家は「家を開く」ことで多くの友人たちと出会うことができた。定期的に近所の親子を自宅に招いて、絵本の読み聞かせイベントを開催している

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