調査リポート
有権者に聞く、ネット選挙に何を期待しますか(1/2 ページ)
7月の参議院選挙よりインターネットを利用した選挙運動の規制が緩和されることとなったが、有権者はこれらの動きについてどのように感じているのだろうか。有権者に聞いた。マクロミル調べ。
公職選挙法が改正され、7月の参議院選挙よりインターネットを利用した選挙運動の規制が緩和されることとなったが、有権者はこれらの動きについてどのように感じているのだろうか。
政党や立候補者について、今後のネット上の情報にどのくらい関心がありますかと聞いたところ「関心がある(非常に+やや)」と答えたのは48.1%。男女別でみると、女性(42.1%)よりも男性(54.1%)のほうが関心度が高く、年代間では大きな差がないことが、マクロミルの調査で分かった。
政党や候補者を紹介するメディアの特徴について、「テレビの報道番組」や「新聞記事」などの既存メディアと、ネット選挙の解禁によって新しく利用可能になる「ホームページ・ブログ」「SNS」「動画サイト」などのネットメディアで比較した。理想・政治見解が分かるという点では、既存メディアよりもネットメディアの「ホームページ・ブログ」が20ポイントほど高く、人柄・価値観が分かるという点では「SNS」が15〜21ポイント高い結果に。「『ホームページ・ブログ』は党首・候補者の政治見解や政策の理解など理念や政策の理解促進に役立ち、『SNS』は党首・候補者の人柄や価値観、また争点に対する候補者のタイムリーな反応など、候補者の人物評価に役立てられそうだ」(マクロミル)
関連記事
- 誰が当選するのか? それは「エリア分析」が教えてくれる
「選挙プランナー」と聞いて、どんなイメージがあるだろうか。多くの人は「候補者を当選させるプロ」などを想像するかもしれないが、仕事内容を詳しく知る人は少ないのでは。そこで選挙プランナーとして活躍している、株式会社アノンの野沢高一氏に話を聞いた。 - 再び始まるマスコミの“安倍晋三バッシング”、なぜ?
衆議院の総選挙は、自民党の圧勝で終わった。この結果を受け、筆者の窪田氏は「また始まるのかあ」とウンザリした気持ちになったという。「また始まる」のは自民党政権ではなく、マスコミ各社による“安倍晋三バッシング”だ。 - 安倍首相が「左翼の人達」に演説妨害されたワケ
安倍首相が自身のFacebookに投稿した「左翼の人達が演説妨害」が話題になっている。街頭演説の様子を「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて」などと報告したが、翌日、その投稿が閲覧できない状態になった。その理由は……。 - なぜマスコミはインチキをしても「ごめんなさい」と言わないのか
普通の企業ならば謝罪会見モノの不祥事が発覚しても、しれっとした顔でやり過ごしている業界がある。言わずと知れた、マスコミだ。なぜ彼らは意地でも頭を下げないのか。そこには一般人にははかりしれぬ“美学”があったのだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.