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「ネット選挙」ってナニ? 投票率が下がるかも、という声も:知っておきたいニュースな言葉(2/3 ページ)
次の参議院選挙から「ネット選挙」が解禁になりますが、有権者はナニができて、ナニができないのか。7月4日の公示日前に、確認しておきましょう。
ネット選挙運動のメリット・デメリット
マコ:ネットを使った選挙運動が可能になる、ということは分かったのですが、それって有権者にどのようなメリットがあるんですか?
大手町:いろいろあるけど最大のメリットは、有権者と候補者が選挙期間中でもコミュニケーションをとりやすくなることかな。これまではメディア、街頭演説、ビラなどでしか情報を得ることができなかった。時間や場所の制約があったけど、「ネット選挙運動」が解禁されると、WebサイトやSNSを通じて、マコさんは疑問に感じたことを候補者に送れるからね。そして候補者から直接メッセージを受け取ることができるかもしれない。
マコ:大手町先輩、この本にはこんなことが書かれていますよ。「ネット選挙運動が実現すると、若者の政治への関心が高まって投票率が上がり、日本の政治が変わるかもしれない」って。
大手町:下のグラフを見てもらえるかな。これは衆院選の投票率だけど、若い人が低いよね。2012年12月に行われた選挙をみると、60代の投票率は70%を超えているけど、20代は40%を切っている。
大手町:次に下の円グラフを見てもらえるかな。これは2010年に行われた参院選の投票者割合だけど、60代が22.5%に対して、20代は7.5%――。若い人の投票率が低いことが問題になっているけど、少子高齢化によって人口ボリュームが違うので、票数に大きな差が生じているんだ。
マコ:うーん、それは難しい問題ですねえ。
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