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「わいせつメール」交際で叩かれる懲りないNY市長候補伊吹太歩の世界の歩き方(1/4 ページ)

ネット上で知り合った女性に不適切なメールを送って政治家生命が絶たれそうなウィーナー米元上院議員。自業自得とはいえ、少しかわいそうな気もする。

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著者プロフィール:伊吹太歩

世界のカルチャーから政治、エンタメまで幅広く取材し、夕刊紙を中心に週刊誌や月刊誌などで活躍するライター。


 最近、米国で最も話題になっている人物といえばアンソニー・ウィーナーに違いない。もっとも日本の読者にしてみれば、ウィーナーなんて人は聞いたことがないという人が多いのではないだろうか。ニューヨーク州選出の有力な米上院議員だったウィーナーは2年前、鍛え上げられた上半身裸の姿を自ら撮影した画像などがネット上に出回ったことで大騒動を巻き起こしたのだ。

 ウィーナーは当時、Facebookなどでやり取りするようになった女性6人と不適切な電子メールのやり取りをしたと認めている。そしてわいせつなメッセージや、自らの局部を写した写真なども送っていたことが暴露された。問題は、ウィーナーが当初、自分はハッキング被害にあったとウソをついていたこと。いつも攻撃的な口調で、メディアにも辛辣な対応をしていたことで袋だたきにあった。

 議員辞職に追い込まれたウィーナー。大学卒業後ずっと政治の世界に身を置いてきた彼は、政治への想いを捨てられなかったようだ。2013年4月に再び、表舞台に姿を現したのだ。ニューヨークタイムズ・マガジン誌の記事でニューヨーク市長選への出馬をほのめかし(参照リンク)、そしてその翌月にYouTubeで正式に市長選への出馬を表明した。

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 そして今、またウィーナーが「わいせつメール」スキャンダルで注目されている。

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