調査リポート
業務データの入った私物スマホ、5人に1人はセキュリティ対策をせず:紛失経験も2割(1/2 ページ)
私物のスマホを業務で使っているビジネスパーソン1000人に聞いたところ、パスコードロックをかけているのは6割程度だった。また、運用ルールを定めていない会社が半数以上に達した。
MMD研究所が、職場で私用のスマートフォンを業務にも利用しているビジネスパーソン1002人を対象に実態調査を行った。業務情報が入ったスマホにセキュリティ対策を行っている人は約8割だったが、一方で紛失経験がある人も2割ほど存在した。
連絡先情報や業務スケジュールの利用が多数
なぜ、私用のスマホを業務でも使うのか? その効果が感じられることは何かと聞いたところ、最も回答が多かったのは「仕事の効率、スピードが上がった」(38.5%)だった。次いで「情報収集力が上がった」(32.7%)、「社内のコミュニケーションが取りやすくなった」(28.5%)と続く。なお、「効果を感じない」と回答した人は28.5%だった。
では、どのような業務情報が私用スマホに入っているのだろうか。「社内の連絡先情報」(73.1%)が最も多く、「お客様や取引先の連絡先情報」(48.8%)、「業務スケジュール」(47.4%)、「会社メールの情報」(40.7%)といった回答が並んだ。
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