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少子高齢化の切り札? 独身男を襲う「カニばさみ」の恐怖窪田順生の時事日想(4/4 ページ)

厚労省の調査によると、独身女性の3人に1人は「専業主婦になりたい」だったが、独身男性の5人に1人は「専業主婦になってほしい」。今の若い男は甲斐性なしね、といった声が聞こえてきそうだが、男女間の経済感覚の“ギャップ”を解消しなければ、大衆は踊らないだろう。

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 「女性の活用」の雲行きが怪しくなってきたら今度は、内閣府が、結婚相手を探すため地域で開かれる「婚活イベント」にカネを出すことを検討しているとか言い出した。

 お見合いパーティに一度でも出たことがある人なら分かると思うが、あの手のものは男の年収と条件を女性側が見極める「品評会」みたいなもんだ。「街コン」を繰り返せば経済が活性化されるというが、収入の少ない若い男たちにデート代だ、プレゼント代だとカネを吐き出させてどうする。男女の“経済的ギャップ”が埋まらない限り、しょうもない自治体イベントに血税がムダに使われるだけだ。

 アベノミクスの本番が始まっていないというのに、どうも時計の針を戻したい人たちがいるようだ。

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