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藤原和博さんに聞く、大学にも“地方格差”はあるのか?仕事をしたら“金言”を聞くことができた(1)(3/3 ページ)

「大学でも東京一極集中化が進んでいる」といった声を聞いたことがあるが、本当にそうなのか? リクルートで働き中学校の校長を務めた藤原和博さんに、大学の現状を聞いた。

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ふざけた大学に“出口”はない

藤原: 一般論で言えば、「地方の大学は不利だ」ということはあり得ません。ただ特徴を出していない大学は、今後“淘汰”されていくのではないでしょうか。大学には研究もしない・指導もしない教授がいて、そんな人たちが年収1000万〜1500万円ほどもらっている。これって間違っていますよね? こうした大学は就職率が低いところが多いので、やがて淘汰されていくでしょう。

土肥: そうした大学でも、しぶとく生き残っていきませんか?

藤原: その昔、どんな学生が海外留学していましたか? 外交官や都市銀行、大手商社などに勤めている親の子供が留学していました。でも、いまは違う。普通の会社員の子供でも高校から留学している。しかもどんどん増えている。そんな時代なのに、“ふざけた大学”に入学する必要があるのでしょうか。もし入学させても、就職という“出口”はありませんよ。



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