インタビュー
「もうダメだ!」と思ったとき、誰が助けてくれた? ユーグレナの社長に聞く:仕事をしたら“金言”を聞くことができた(3)(1/3 ページ)
体長0.1ミリ以下で、藻の一種である単細胞生物。人間の目には見えないミドリムシを増やすことに成功したユーグレナの出雲充社長は、創業当時どんなことを考えていたのだろうか。
人は言葉で生きている――。多くの人は「そんなの当たり前じゃないか」と思われるだろう。しかし目の前に大きな「壁」が立ちはだかったとき、自分を支える言葉があれば、そこからチカラを得て困難を乗り越えられるかもしれない。
そこでシリーズ「仕事をしたら○○が見えてきた」に登場していただきながら記事にしなかった、4人の「金言」を紹介する。絶対絶命のピンチをしのぎ、ときにはチャンスに変えてきた彼らの言葉から、きっと何かを学びとることができるはずだ。
沖縄の石垣島でミドリムシを大量培養しているユーグレナ・出雲充社長は「食料、栄養、地球温暖化、エネルギー……こうした問題は『ミドリムシ』が解決する」という。体長0.1ミリ以下で、藻の一種である単細胞生物。そんな小さな生物を増やそうと何度も何度も失敗を繰り返してきた出雲社長に、創業当時の話をうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。
出雲充さんのプロフィール:
東京大学農学部卒、2002 年東京三菱銀行入行。2005年8月株式会社ユーグレナを創業、同社代表取締役社長。同年12月微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に世界で初めて成功。
著書に『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(ダイヤモンド社)がある。
→ミドリムシが世界を救う? そんな時代がやって来るかもしれない(前編)
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