これまでになかったお店、「ローソンマート」ってどんなところ?:コンビニ型スーパー(1/2 ページ)
ローソンは、コンビニの利便性とスーパーの品ぞろえを兼ね備えた「ローソンマート」を展開する。従来にはないミニスーパーではどんな商品を扱うのか。一問一答形式でまとめた。
ローソンは2月17日、コンビニの利便性とスーパーの品ぞろえを兼ね備えた「ローソンマート」を展開すると発表した。2月20日に1号店「西横浜店」(神奈川県横浜市西区)をオープンし、2014年度末までに100店舗規模まで拡大させるという。
ローソンマートは2005年より展開している「ローソンストア 100」(以下、ローソン 100)の“進化型”の店舗だというが、具体的にどんな商品を扱うのか。同日開かれた発表会で、今までなかった“ミニスーパー”の形が紹介されたので、一問一答形式で紹介する。
ローソンマートの特徴
――ローソンマートはコンビニとスーパーをミックスさせたような形ですが、どのような特徴があるのでしょうか?
「ローソン 100」では野菜を中心に生鮮品を扱ってきたが、さらに生鮮品を増やしていく。ローソンファームでとれた青果類のほか、野菜、精肉、水産加工品なども扱う。水産品は干物や加熱調理用の切り身、加熱済みの貝類や冷凍魚介類なども販売する。
また、できたて商品も強化していく。店舗内で作るおかずや惣菜類の商品を増やすほか、持ち帰り用のパック販売も行う。冷凍食品については、単身者向けの小分けしたモノからファミリー向けのサイズまで扱う。
今後は、手作りおにぎり、サンドウィッチ、刺身のほか、店内で淹れたコーヒーなども導入していく(関連記事)。また、できるだけ早いタイミングで、できたての惣菜弁当も販売していきたい。
物販だけでなく、サービス面も充実させる。ATM(3月〜)を設置したり、電子マネー(6月〜)で決済できるようにするほか、公共料金の支払い(下期以降)ができるようにする。店頭端末「Loppi」も導入予定だ。
――商品の価格はどうなっているのでしょうか?
「節約」と「ちょっとぜいたく」の二極化ニーズに対応した価格設定にしている。NB商品(ナショナルブランド)については、大手スーパーの価格を意識して設定していく。既存のローソンよりも、1〜2割ほど安くなるのでは。
――お店の広さはどのくらいでしょうか?
「ローソン 100」の約1.5〜2倍(60〜70坪程度)に拡大し、通路幅を広く確保した。また、取扱商品は約3800から約5000〜6000に増やしていく。
関連記事
- ローソンのコーヒーは誰が飲んでいる? データから見えてきたコト
「コーヒーはコンビニで買う」という人が増えてきているが、一体どんな人が購入しているのだろうか。ローソンのPontaカードを分析すれば「どういった人が何を買ったのか」が分かるので、担当者に直撃。男性20〜40代がよく飲んでいるのは……。 - コカ・コーラのようなマーケティングが、日本でできない理由
とあるコンサルティング会社が発表した「企業のブランド価値」ランキングによると、「コカ・コーラ」が13年連続でトップ。日本企業を見ると、トップは「トヨタ」で10位どまりだ。Neo@Ogilvyの山崎浩人さんは、コカ・コーラはある特徴的なマーケティングをしているという。それは……。 - なぜ歯ブラシを買うのに迷うのか? 客の行動を分析して、分かったこと
お店の棚の前で「これにしようかな。いや、こっちにしようかな」と迷ったことがある人も多いだろう。そんな人の“迷い”を可視化するサービスが、2013年からスタートしている。お客の購買行動を分析することで、どんなことが見えてきたのだろうか。 - ルーツは病院にあった? 今年46歳、ボンカレーの過去
1968年に発売された「ボンカレー」は、どのように開発されたのだろうか。製造元の大塚食品に聞いたところ、意外な答えが返ってきた。カレーが入っている袋を殺菌するために……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.