東北復興を支援したい人に聞く、どんな形で応援したいですか?(1/2 ページ)
東北の復興にはどのようなことが必要だと思いますか? 「できることがあれば、自分も東北復興支援に協力したい」という人に聞いた。パルシステム生活協同組合連合会調べ。
2014年3月11日で、東日本大震災から4年目を迎えるが、東北の復興にはどのようなことが必要だと思いますか? 全国の男女で「できることがあれば、自分も東北復興支援に協力したい」という人に聞いたところ、「東北産の食材を食べる」(58.9%)と答えた人が最も多く、次いで「寄付をする」(52.0%)、「東北に旅行に行く」(39.9%)であることが、パルシステム生活協同組合連合会の調査で分かった。
全体的に、現地での協力は難しいが、「食べて応援」「寄付で応援」という人が多いという結果に。年代別にみると、他の世代よりも協力したい人が多かった10代では3人に2人(67.5%)が「寄付をする」を挙げた。30代以上では「東北産の食材を食べる」(30代66.2%、40代と50代69.5%))が多かった。
東北復興支援に協力したい人の約4割が「東北旅行で応援」を挙げたが、東北へ旅行に行くならどの観光スポットを訪れたいのか。この質問に対し、宮城県の「松島」(48.1%)を挙げる人が最も多く、次いで山形県の「蔵王温泉」(35.8%)、岩手県の「中尊寺金色堂」(34.9%)、秋田県の「乳頭温泉」(32.8%)、岩手県の「あまちゃんロケ地(北三陸)」(29.9%)と続いた。
ジャンル別のランキングをみると、テーマパーク・水族館では「アクアマリンふくしま」(22.3%)がトップ。次いで「マリンピア松島水族館」(21.2%)、「蔵王ハートランド(ふれあい牧場)」(13.3%)だった。
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