調査リポート
リケジョは14.4%で過去最高――世界的にみると?
理系の女性研究者が「リケジョ」と呼ばれ注目を集めているが、日本で女性研究者はどのくらいいるのだろうか。総務省の科学技術研究調査によると……。
理系の女性研究者が「リケジョ」と呼ばれ注目を集めているが、日本で女性研究者はどのくらいいるのだろうか。総務省の科学技術研究調査によると、女性研究者は12万7800人(2014年3月31日現在)となり、過去最高を更新していることが分かった。また、研究者全体に占める女性の割合は14.4%となり、こちらも過去最高を更新した。
主要国では女性研究者はどのくらいいるのだろうか。研究者全体に占める割合を調べたところ、「ロシア」が最も多く41.2%、次いで「英国」が37.7%、「イタリア」が34.9%、「米国」が33.6%と、主要国と比較すると日本はまだまだ低い水準だ。
女性研究者の産業別割合
女性研究者はどういった産業で働いているのだろうか。産業別でみると、「食料品製造業」(29.1%)が最も多く、次いで「農林水産業」(27.7%)、「医薬品製造業」(23.8%)、「印刷・同関連業」(16.1%)、「化学工業」(14.3%)と続いた。一方、少なかったのは「運輸業、郵便業」(3.1%)、「鉄鋼業」「輸送用機械器具製造業」(いずれも3.3%)だった。
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