インタビュー
Gunosyユーザーはどんな人? 膨大なデータから行動履歴が見えてきた:仕事をしたら“ニュースアプリ”ができた(前編)(6/6 ページ)
通勤中などに、ニュースアプリを使ってその日のニュースを読んでいる人も多いのでは。そうした人たちはどんな記事を読んでいるのだろうか。グノシーを運営している福島社長に、膨大なデータからユーザーの行動履歴をひも解いてもらった。
福島: データによると、カテゴリーを3つ以上選択した人は、長く使うということが分かってきました。なので、いまでは3つ以上選んでいただいてます。
以前のグノシーは「ユーザーの好きな情報をこちらが推測して提供しますよ」というスタンスでした。もちろん、いまでもマイニュースでは、その方法を残しています。しかし「好きな情報を選んでいただく」としたほうが、より長く使っていただくことが分かってきました。なので、カテゴリー別のタブを追加しました。
ニュースアプリを運営してみると、難しいハードルが待っていました。それは「どのようにすれば使っていただけるのか」ということ。多くの人に、できるだけ長く使ってもらうためにどうすればいいのか。そのために、大量のデータの中から、最適なモノを見つけています。
土肥: ふむふむ。ユーザーのためにいろいろ工夫されていることはよーく分かりましたが、ひとつ疑問があるんですよ。それはニュースアプリを使っていると、なぜか「飽きてしまう」ということ。なぜ飽きてしまうのか、ちょっと考えてきましたので、その話を聞いていただけますか?
福島: はい。
(つづく)
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