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キットカット史上初「切符カット」を発売――ネスレと三陸鉄道
ネスレ日本と三陸鉄道は6月16日に、三陸鉄道開業30周年を記念して、同鉄道の全区間で使用できる「ネスレ キットカット ミニ 切符カット」を発売する。
ネスレ日本と三陸鉄道は6月16日に、三陸鉄道開業30周年を記念して、同鉄道の全区間で使用できる「ネスレ キットカット ミニ 切符カット」を発売する。ネスレ日本によると、80年近くに及ぶキットカット史上、切符として使える商品を発売するのは世界で初めてだという。
切符カットには3枚のチョコレートが入っていて、価格は108円(税込)。全国の鉄道系コンビニや東北地域のスーパーなどで購入することができ、パッケージを切符売場または下車時に運賃支払い時に渡すと、三陸鉄道全線・全駅間の190円分乗車券として使用することができる(区間運賃が190円未満の場合、つり銭はでない)。使用期間は6月16日から2015年5月31日まで。
東日本大震災で被災した三陸鉄道は、国や自治体などの支援を受けながら少しずつ路線を復旧させ、このたび3年ぶりに全線復旧となった(関連記事)。切符カットは運行再開を記念して、最後の復旧区間であった北リアス線 島越−田野畑間の乗車運賃に相当する190円分の無料乗車券として使用できるようにした。
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