「ACCESS Beacon Framework」がAndroidにも対応、“Beacon”お試しキットも提供:“Beacon”導入の総合ソリューション
“Beacon”を用いたコンテンツ配信ソリューション「ACCESS Beacon Framework」がAndroidにも対応。機能やサービスを試せる「評価キット」も用意する。
ACCESSは6月3日、“Beacon”を用いた位置連動型コンテンツ配信ソリューション「ACCESS Beacon Framework」にAndroid OS対応機能を拡充すると発表。iOS機器(機能名:iBeacon)およびAndroid OS機器、両OSに対応した最新バージョンを2014年7月2日に投入する。
ACCESS Beacon Frameworkは、Bluetooth Low Energy(BLE)規格を用い、近づくだけで利用者のスマートフォンへ情報をプッシュ通知できるO2O(Online to Offline:オンラインの情報からオフラインの消費行動を促すマーケティング施策)型顧客誘導・コンテンツ配信のための総合フレームワーク。Beacon発信器、スマートフォン向けアプリケーション、Beaconクラウド管理システムをセットで提供する。iPhoneを中心とするiBeacon機能対応版は2014年2月より提供。BLEを備えるAndroid機器にも対応させることで、対象をより多くのスマートフォン利用者に広げられる。
提供に合わせ、機能やサービスを試せる「評価キット」も用意する(6月16日提供開始)。評価キットには、Beacon発信器10台、Beaconクラウド管理システム(ソフトウェア)、スマートフォン向けリファレンスアプリケーション、コンテンツ制作ツール(PC画面で配信情報を作成、配信管理を行うためのソフトウェア)を含む。評価期間は3カ月。
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