ベーコン・コンドームって何? 禁断の食材に米国人が熱狂:人に話したくなるコラム(2/3 ページ)
肥満の人が多い米国で、いまベーコンが売れている。ベーコンにちなんだ商品が相次いで発売され、ついには避妊具まで登場。ちょっとしたブームになっているが、気になることも。それは……。
ベーコン関連のおバカな商品が続々
米国でのベーコンの売り上げは、最高記録を更新し続けている。2013年には40億ドル(約4070億円)になった。これにベーコンの関連商品などを含めると、巨大な市場になる。ベーコン人気の勢いは今後さらに加速しそうだ。
そして、2014年1月には世界の食トレンドを発信するニューヨークシティに、ベーコン料理専門のレストランまでオープンした。ジョエル・ロブションなど数々の一流店で修行した、ピーター・シャーマンがオーナーシェフの『BarBacon』だ。米国を代表する食べ物で、みんながこの上なく欲しくなる究極な食材を探し求めていたらベーコンに行き着いたそうだ。米国全土から探し出した、こだわりのあるベーコンと地元のクラフトビールがウリで、美食家のニューヨーカーにも人気になっている。
ベーコン人気は食品だけにとどまらない。それを象徴するかのような、おバカで笑えるようなものが紹介され話題になっている。
例えば、シアトルにあるJ&D's Foods社。どんなものでもベーコン味にできる夢のような商品「ベーコン・ソルト」を発売して成功した会社なのだが、他にも驚きの商品ラインアップをそろえる。ベーコンの香りがする日焼け止めクリームやリップクリーム、きわめつきはベーコン・コンドームなんていうものもある。
残念ながら、コンドームは完売してしまっているが、ベーコンの香りと味が再現されてあり細部までこだわっている。共同創立者の1人、ジャスティン・エシュによると、ベーコンの質感までリアルにするのは万人ウケしないと思い、そこまでは追及しなかったそうだ。賢明な判断だろう。
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