「スマホ、本当は持たせたくない」「いや、持たせたい」――揺れる、親の意識
子どもにスマホまたはタブレット端末を持たせている親はどのくらいいるのだろうか。小学生または中学生の子どもを持つ親に聞いた。Gaba調べ。
子どもにスマートフォンを持たせていますか? 小学生または中学生の子どもを持つ20〜59歳の男女に聞いたところ、「持たせている」と答えたのは、小学生低学年で2.4%、小学生高学年で7.8%、中学生で34.4%であることが、Gabaの調査で分かった。また、タブレット端末についても聞いたところ、「持たせている」と答えたのは、小学生低学年で5.1%、小学生高学年で9.3%、中学生で17.1%だった。
スマホまたはタブレット端末を持たせている親の意識をみると、スマホでは「持たせてもよいと思っている」が59.7%、「本当は持たせたくない」が40.3%。タブレット端末では「持たせてもよいと思っている」が57.1%、「本当は持たせたくない」が42.9%。
スマホまたはタブレット端末を持たせている親の4割は「本当は持たせたくない」としており、仕方なく持たせている人が目立った。スマホについては、持たせていない親の4人に1人は「小中学生の間に持たせたい」としており、持たせていなくても子どものスマホ保有に肯定的な意見も多かった。
子どもが利用しているSNS
子どもが利用しているSNSや通話・メールアプリは何ですか? この質問に対し、「LINE」(14.4%)が最も多く、次いで「Twitter」(3.0%)、「Google+」(1.8%)、「Facebook」(1.4%)、「Skype」(1.3%)という結果に。「何を利用しているのか分からない」という人は14.0%、「SNS、通話・メールアプリは利用していない」は69.1%だった。
インターネットによる調査で、小学生または中学生の子どもを持つ20〜59歳の男女1000人が回答した。調査期間は5月30日から6月6日まで。
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