都内で働くサラリーマンの通勤時間は「58分」――理想の鉄道路線は?
東京都内に勤務するビジネスパーソンの通勤時間はどのくらい? 首都圏在住で、5年以内に住宅を購入したビジネスパーソンに聞いた。アットホーム調べ。
東京都内に勤務するビジネスパーソンの通勤時間はどのくらい? 首都圏在住で、5年以内に住宅を購入したビジネスパーソン(子どもがいる)に聞いたところ、片道の平均時間は「58分」であることが、アットホームの調査で分かった。同社が2009年に行った調査では平均が「60分」だったので、5年経ってもほぼ変わらない結果となった。
住宅タイプ別でみると、一戸建ては60分、マンションは56分となり、その差は4分。自宅から最寄りの駅までの徒歩分数をみると、一戸建ては14分、マンションは10分。会社の最寄り駅から会社までの徒歩分数は、一戸建て・マンションともに7分と差はなかった。
自宅を出てから会社に着くまでの理想の時間を聞いたところ、平均は35分。ちなみに、限界の平均は86分。現在の通勤時間が100分以上の人は、60分以内が理想の通勤時間としており、すでに現状を限界だと認識しているようだ。
通勤時間を苦痛に感じている人
通勤時間を苦痛に感じている人はどのくらいいるのだろうか。「苦痛に感じている」と答えたのは35.7%、「有意義だと思っている」は21.7%。「苦痛に感じている」と答えた人を通勤時間別にみると、60分から増えて4割近くなり、80分を超えると約半数に。一方で、60分以上でも4人に1人は「苦痛だと感じていない」ことも分かった。
電車通勤者の理想の路線を聞いたところ、トップは「山手線」。その理由は「本数が多い」「都心を走っていて便利」が目立った。2位は「中央線」で、「終電が多い」「乗り慣れている」という声が多かった。3位の「東急東横線」と4位の「東急田園都市線」については「おしゃれ」「イメージがよい」、5位の「京浜東北線」は「乗り慣れている」などの理由を挙げる人が多かった。
インターネットによる調査で、首都圏在住で、5年以内に住宅を購入したビジネスパーソン583人が回答した。調査期間は6月6日から10日まで。
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