コラム
家は持つべきか、持たざるべきか――これでも、あなたは家が欲しいですか?:マネーの達人(1/4 ページ)
結婚して子どもを授かったら、家の一軒も持つものと言われてきました。しかし、今の社会にこのような過去の常識は通用するでしょうか? 住むのは、賃貸か持ち家か――具体的に諸費用を計算して考えてみましょう。
これまでの日本は、結婚して子どもを授かった後は、家の一軒も持つのが男の甲斐性と言われてきました。これがいわゆる、過去の常識というやつです。
冷静に、今の日本の経済や社会を見てください。今の社会に、そんな過去の常識は通用するでしょうか? そもそもそんな常識が必要なのでしょうか?
35年ローンで家を買うと
家を購入したいと具体的に考え始めている人は、まず「家を欲するのはなぜか?」ということを冷静に考えてみてください。世間体とか親が言っているからとか、昔からの習慣とか――そんな理由ではないですか?
実際に家を買うとなったときにキャッシュで買える財力があればいいのですが、そんな人はほとんどいないので、多くの場合はローンを組むことになります。ローンを組んでマイホームを買うと言いますが、実はその家が、本当の意味でのマイホームになるのはそのローン返済後です。
賃貸でも、家を買ってローンを組んで生活しても、結局のところマイホームではないということです。購入したと言っても、それはあくまでもローンホームでしかない。
家を買う = ローンを組む
ローンを組む = 借金を背負う
マンションでも一戸建てでもいいのですが、住むために購入しても借りても「私の生活の一体何が変わるのか?」というところを、冷静に考えてみてください。それでも、あなたは家が欲しいですか?
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