調査リポート
男女ともに40代から差が広がる――英語力と年収の関係
ビジネスパーソンの英語力は年収にどのくらい影響しているのだろうか。転職・求人サイト「Daijob.com」を運営しているダイジョブ・グローバルリクルーティングが調査した。
ビジネスパーソンの英語力は年収にどのくらい影響しているのだろうか。転職・求人サイト「Daijob.com」に登録している企業からスカウトを受けたビジネスパーソンのうち、英語レベルがビジネス会話以上とそうでない人を比較したところ、男性の20〜30代は年収数十万円ほどだが、40〜50代では数百万円に広がっていることが、ダイジョブ・グローバルリクルーティングの調査で分かった。
英語力がビジネス会話以上の女性の平均年収は右肩上がりに増加しているのに対し、英語力が日常会話以下の人または国税庁が発表した平均年収(民間給与実態統計調査)の人は30代が最も高く、40代からは減少傾向にある。英語力がビジネス会話以上の女性と平均年収の人を比べると、50代で年収差が約3倍に広がっていることが明らかに。
「男女ともに、年代が進むにつれて年収の差は大きくなっているが、特に女性はその差が顕著に表れており、語学力が年収に与える影響は男性よりも大きいようだ」(ダイジョブ・グローバルリクルーティング)
転職サイト「Daijob.com」に登録していて、企業からスカウトを受けたことがあるビジネスパーソン3136人について調査した。期間は2014年3月から5月まで。
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