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気温の変化で、コンビニではどんなモノが売れるのか:ご一緒に“おでん”いかがですか(3/3 ページ)
ほとんどの人は「暑くなったのでアイスを食べたいなあ」「寒くなってきたのでおでんを食べたいなあ」と感じると思うが、気温の変化によってコンビニの売れ筋は変わるのだろうか。
お盆を過ぎると、売れなくなるモノ
筆者にとって長年謎なのが、お盆(旧盆)を過ぎると、どんなに暑くても冷やし麺が売れなくなることだ。
過去5年間の平均気温を見てみよう。
確かに、お盆を過ぎると気温が徐々に低下していく。しかし「嗜好を変えるほどではない」と考えていたが、人の気温に対する反応は、筆者が考えている以上に敏感だということなのだろう。
秋になるとおでんと中華まんの季節だが、これも気温に連動する。最低気温が20度を下回るとおでんと中華まんが売れ始め、15度を下回ると一気に売り上げが増加する。同時に、冷たい飲み物から温かい飲み物へと多くの人が移行するのもこのころからだ。
気温変化というのは商売に大きく影響する。なので、コンビニオーナーは毎日の気温データを頭に入れておかなければいけないのだ。しかし、それだけでは足りない。彼岸を境に暑さ寒さを意識し服装を変えたり、季節感を感じて食すものを変える人も多い。例えば「温暖化、温暖化」と叫ばれて久しいが、衣替えは6月、10月に変わらず行われているのも、暦を意識しているからだろう。
多くのカレンダーやスケジュール帳には載っていない暦の数々。それらを意識しながら、日本の四季を楽しむのも一興ではないだろうか。ちなみに、筆者は国立天文台天文情報センター暦計算室のカレンダーをGoogleカレンダーにインポートして使っている。
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