検索
連載

実はカジノができて問題になるのは「ギャンブル依存症」ではない窪田順生の時事日想(4/4 ページ)

今国会で「カジノ法案」が通過しそうなので、反対派の熱がヒートアップしてきた。あるメディアは「ギャンブル依存症拡大」という見出しをつけてきたが、本当に依存症の人たちが増えるのか。この問題よりも、心配なのは……。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

 個人的にはギャンブル依存症の問題よりも実はこのような「中国依存」のほうが問題だと思っている。マカオのカジノが中国共産党幹部へワイロを渡すためのマネーロンダリングとして悪用されているというのは有名な話であるし、シンガポールでも中国人富裕層が起こすトラブルというのは度々話題にあがる。

 日本にカジノを作った時、本当に問題になるのは「ギャンブル依存症」などではない。中国人富裕層が大挙として日本に押し寄せてきて、不透明なカネのやりとりがされる。その時にカジノの内外で発生するであろうさまざまな問題、つまり“チャイナリスク”のほうがよほど深刻な問題になるのではないか。

 反対派のみなさん、そのあたりをついたら愛国心溢れる方たちからの支持が得られるのではないでしょうか?

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る