過去3年で42%増! 横浜DeNAベイスターズのファンが増えている理由:仕事をしたら“ファン”が増えた(1/7 ページ)
プロ野球のペナントレースが終了した。3年前に誕生した「横浜DeNAベイスターズ」の成績は6位、5位、5位と低迷しているが、観客動員数は増え続けているという。その理由について、同社の池田純社長に聞いた。
2014年、プロ野球のペナントレースが終了した。セ・リーグは巨人(日本シリーズ出場は阪神)、パ・リーグはソフトバンクの優勝で幕を閉じたが、ちょっと気になる数字がある。それは、セ・リーグ5位だった横浜DeNAベイスターズ(以下、横浜DeNA)の観客動員数が増えていることだ。
観客動員数はチームの成績に影響されることが多いが、横浜DeNAの過去3年の成績をみると、6位、5位、5位――。“最下位争い”をするほど低迷しているのに、観客動員数が右肩上がりで伸びているのだ。
主催試合の観客動員数は昨対比110%の156万4528人、1試合平均で2万1730人。今年は雨天中止や雨予報の中での開催が多かったのにもかかわらず、昨年に引き続き、観客動員数を伸ばした。2012年に新生「横浜DeNA」としてスタートしてから、実に42%も増加。また12球団の総動員数ランキングでも、2012年は最下位だったが、今年は8位に躍進している。
チームの成績はパッとしないのに、なぜファンはスタジアムに足を運ぶようになったのか。“横浜DeNAを応援したくなる”ような仕掛けが施されているのだろうか。理由を探るために、同社の池田純社長に話をうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。
池田純(いけだ・じゅん)氏のプロフィール:
1976年生まれ。横浜市出身。県立鎌倉高校、早稲田大学商学部を卒業。住友商事を経て、博報堂へ。マーケティング戦略の立案、企業再生ブランドコミュニケーションなどに従事し、その後コンサルティング会社などを経て、2007年ディー・エヌ・エーに入社。2010年にはNTTドコモとの合弁会社であるエブリスタをの社長として一から立ち上げに就任し、1年で黒字化を果たす。2011年12月、横浜ベイスターズの買収に伴い、 球団の初代代表取締役社長に。
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