インタビュー
過去3年で42%増! 横浜DeNAベイスターズのファンが増えている理由:仕事をしたら“ファン”が増えた(7/7 ページ)
プロ野球のペナントレースが終了した。3年前に誕生した「横浜DeNAベイスターズ」の成績は6位、5位、5位と低迷しているが、観客動員数は増え続けているという。その理由について、同社の池田純社長に聞いた。
「チーム」と「事業」をうまく回す
土肥: 池田社長はこれまでマーケティング関連の仕事が長かったので、その経験を球団経営に生かしているなあという印象を受けました。球団を運営する立場になられたのは初めてということですが、この3年間を振り返ると、どういった感想をお持ちですか?
池田: やればやるほどこのビジネスは、「チーム」と「事業」の両方がうまく回っていないといけないなあと感じています。「チームが弱くても、観客が増えればそれでいいじゃないですか」という人がいらっしゃいますが、それは違うと思っています。もちろん、「チームが強くて、観客が少ない」のもダメだと思っています。
横浜DeNAの場合でいうと、観客動員数が増えているのに、チームがこれまでのように低迷していてはいけません。観客が増えているからそれでいい……というのは、このビジネスの本筋から目をそむけていることになりますから。
土肥: チームを強くすることが大きな課題ですね。
池田: はい。これまで球団を運営してきて「勝つ」ことの難しさが分かってきました。ただ、今季は後半成績がよかったんですよ。ようやくチームの歯車がかみあってきたので、できるだけ早い段階で「優勝」したいですね。
(終わり)
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