外国人社員との会話、どうしてる?
海外クライアントとの連絡や社内の公用語が英語になるなど、外国語によるコミュニケーションが必要になっているビジネスパーソンも増えているのでは。20〜50代のビジネスパーソンに「職場のグローバル化の状況」などを聞いた。Gaba調べ。
海外クライアントとの連絡や社内の公用語が英語になるなど、外国語によるコミュニケーションが必要になっているビジネスパーソンも増えているのでは。20〜50代のビジネスパーソンに「職場のグローバル化の状況」を聞いたところ「海外の企業や消費者と、仕事上のやり取りをすることがある」は13.6%、「職場に外国人社員(または職員)がいる」は22.5%、「海外の現地で採用活動を行っている」は11.0%であることが、Gabaの調査で分かった。
また「自分の職場は、グローバル化していると思う」は15.5%だった。「グローバル化が叫ばれ始めてから久しくなったが、職場がグローバル化されているような状況のビジネスパーソンや職場のグローバル化を感じているビジネスパーソンは少数派。周囲の声ほど職場のグローバル化はまだ進んでいないのかもしれない」(Gaba)
「職場に外国人社員がいる」と答えた人に、どのようにして職場の外国人社員とコミュニケーションをとっているのかを聞いたところ「英語による会話」が20.5%だったのに対し、「日本語による会話」は74.2%。また「翻訳アプリ・ソフト(自分が話した日本語を外国語に翻訳してくれる)を利用する」が13.4%、「英語を話せる同僚などに代わりに話してもらう」は22.7%だった。
職場に外国人社員がいない人に、もし外国人社員がいたとしたらどのようにしてコミュニケーションをとりますかと聞いたところ、いずれの方法も職場に外国人社員がいるビジネスパーソンよりも多かった。中でも「翻訳アプリ・ソフトを利用する」(38.2%)、「英語を話せる同僚などに代わりに話してもらう」(49.2%)、「メールなど英語の文書を翻訳ソフトで日本語に変換する」(42.5%)は、職場に外国人社員がいるビジネスパーソンよりも2倍以上多かった。
インターネットによる調査で、20〜59歳のビジネスパーソン1000人が回答した。調査期間は9月25日から30日まで。
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