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アメリカ人が「銀だこ」で、たこ焼きを食べる日粉モンが世界に(3/4 ページ)

とある表彰式で「築地銀だこ」などを運営するホットランドが日本代表に選ばれ、同社は世界大会でナンバーワンの座を目指すことになった。現地で「たこ焼き」のおいしさをアピールするそうだが、そもそも海外の人って「たこ」を食べないのでは!?

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「銀だこ」の姿に近い


海外でも「クロワッサンたい焼き」はヒットするのか?

――今後は、どの国に進出しようと思っていますか?

佐瀬: まずはアジアでしっかりやって、いつかは米国に進出したいですね。冒頭に申し上げましたが、「ホット横丁石巻」ではトレーラーハウスを使っていました。その中に飲食店が入って、運営していました。この仕組みをそのまま海外でも活用したいですね。例えば、フランスだったらパサージュ(アーケードに覆われた歩行者専用通路)で利用することができないか。ロシアだったら寒いので倉庫の中で利用することができないか。いろんなところに日本食を楽しめる場所をつくっていきたいですね。

――米国に進出するとなると、現地のファストフードと真っ向勝負になりますよね。巨大チェーンを相手に、ホットランドは何をウリに戦っていきますか?

佐瀬: 米国のファストフード業界もかつてと違って、かなり変化してきました。メキシコ料理の「Chipotle Mexican Grill(チポートレ・メキシカン・グリル)、ハンバーガーの『In-N-Out Burger(イネナウトバーガー)』、チキンの「Chick-fil-A(チックフィレ)」といった第二の大きな流れがきています。そうした店を分析してみると、共通していることがあるんですよ。お客さんの目の前で調理をして、できたてを提供する。メニューを絞り込んで、店舗を小さくしている。これって「銀だこ」の姿に近いですよね。

 米国で弊社ができることはなにか。できるだけ新鮮な素材を扱って、「日本食はヘルシーで体にいい」といった点をアピールしていきたいですね。


ホットランドは2014年9月末現在、海外に25店舗を構えている

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