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社長から“ダメ出し”100回以上! 別格「日本冠茶」完成までチョー大変仕事をしたら“緑茶”が売れた(1/6 ページ)

キリンビバレッジの飲料「別格」シリーズが売れている。価格は200円(税別)もするので、ネット上では「高い」といった声が多い。これまでの常識では考えられない商品はどのようにしてつくられたのか。別格「日本冠茶」を開発した担当者に話を聞いた。

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 ペットボトルのお茶は140円、缶コーヒーは120円――。法律で決まっているわけでもないのに、業界ではこの価格設定に誰も疑うことなく、次々に商品を発売してきた。そんな常識を打ち破った新商品が、いまヒットしている。

 キリンビバレッジは高級ブランド「別格」シリーズを11月に投入したところ、各方面からの引き合いが多く関係者を驚かせているのだ。「年内の販売計画は100万ケース(1ケース:24本)を見込んでいましたが、発売2週間で目標の8割を達成するなど、好調なスタートを切ることができました」(マーケティング部の三瀬浩之さん)という。

 「別格」は、高級茶葉を使用した緑茶、甘味がありながらカロリーほぼゼロの希少糖分を使ったコーヒー、高知県の生姜を採用したジンジャーエール、2種類の高級青茶をブレンドしたウーロン茶の4種類。375ミリリットル入りで、希望小売価格は200円(税別)と高い。ネット上の反応を見ても「高い」という声が目立つが、なぜ消費者のハートをつかむことができたのか。また、どのようにして商品が開発されたのか。

 こうした疑問を解くために、緑茶「日本冠茶」の商品開発に携わった工藤祥子さんに話をうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。


別格「日本冠茶」はどのようにして完成したのか
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