銀座で“異変”! なぜ26歳の女性が、高級クラブのママになれたのか:仕事をしたら“銀座のママ”になった(前編)(5/7 ページ)
バブル崩壊後、銀座のクラブで破られなかった記録がある。それは「最年少」「最短」のママ。20年以上に渡って破られなかった記録が、ある女性によって更新されたのだ。銀座界隈で“異変”と呼ばれている女性に直撃したところ……。
“安定”をアピールする場
桃谷: 誤解されている方も多いと思うのですが、銀座のクラブは恋愛をするところではありません。もちろん疑似恋愛を楽しもうとされる方もいらっしゃいますし、会社の同僚と楽しい時間を過ごそうとされる方もいらっしゃいますし、大事な接待の場としてご利用していただいている方もいらっしゃいます。長くご利用していただいているお客さまは、自分たちが“安定”していることをアピールする場でもあるんですよ。
土肥: 安定をアピール? どういう意味でしょうか。
桃谷: 銀座のクラブで飲む、ということは決して安くはありません。そうした場所で、長年飲んでいらっしゃる方は、それだけで業績が安定している証拠にもなるんですよ。
ただ、中には会社が倒産したり、異動になったお客さまもいらっしゃいます。そうした立場に置かれても、あるお客さまはこのように言ってくださいました。「いまはダメになった。しかし、1年後、優希ママに会えるために、自分はがんばるから」と。
そのお客さまは、お店に足を運んでいただけなくなりました。それでも、できることは必ずしています。例えば、朝のモーニングコールもしますし、プレゼントもしますし、ランチもします。私と話をすることで少しでも元気になっていただければ、それだけでうれしい。
土肥: その人はこのように思っているかもしれません。「イマのオレでは、優希ママに会うことはできない。しかし、あきらめてはダメ。堂々と会えるように、今の仕事をかんばらなければ」と。
桃谷: そう思っていただけたとしたら、銀座のクラブで働く女性として冥利に尽きますね。
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