インタビュー
銀座で“異変”! なぜ26歳の女性が、高級クラブのママになれたのか:仕事をしたら“銀座のママ”になった(前編)(7/7 ページ)
バブル崩壊後、銀座のクラブで破られなかった記録がある。それは「最年少」「最短」のママ。20年以上に渡って破られなかった記録が、ある女性によって更新されたのだ。銀座界隈で“異変”と呼ばれている女性に直撃したところ……。
“気配り力”がスゴい
優希: お客さまは「彼女の趣味はスキー」と言っていたので、すぐにスポーツショップに行って、ニット帽とゴーグルを購入して、次にケーキと花束を買いました。そして、お客さまの携帯電話に連絡しました。「優希です。彼女の誕生日プレゼントを用意しました。私から『お客さまから預かっているモノがございます……』という形で出しますからね」とお伝えすると、「忘れてた! ありがとう!」と喜ばれていました。
そして、彼女に「誕生日だということで、お客さまからプレゼントを預かっていました。どうぞ」と言って、ニット帽とゴーグルを渡しました。また、「私も何か用意しておきたかったのですが、お花とケーキを用意させていただきました」と言うと、彼女は大粒の涙を流されていました。
土肥: ウソも方便ですね。それにしても“気配り力”がスゴいですね。
優希: 「お客さまと“絆をつむいでいく”」という気持ちが強いからかもしれません。少し熱があるということを聞けば、風邪薬を用意する。飲み過ぎということを聞けば、栄養ドリンクを用意する。“絆をつむいでいく”という気持ちがあるので、こうしたことが当たり前のようにできているのかもしれません。
土肥: なるほど。次に、この仕事をしていて、つらいなあと思うことってありますか?
優希: ありますね。それは……。
(つづく)
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