検索
連載

モンゴル出身の3横綱は裕福な家庭で育ったのに、なぜ強いのか赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)

大相撲初場所で横綱・白鵬が33回目の優勝を果たし、大鵬を抜いて歴代最多記録をマークした。モンゴル人力士が強い理由として「日本人にはないハングリー精神があるからだ」といった声があるが、本当にそうなのか。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

モンゴル人力士たちの特筆すべき部分

 幼少時代から日本よりもはるかに大自然に恵まれた環境のもと、体を動かしながら遊んでいたモンゴル人力士たちのフィジカルは確かに屈強。人気力士・逸ノ城が遊牧民族出身で物心ついたころより馬の生乳を毎日2リットルも飲み、まるで日本の子どもがキャッチボールをする感覚でブフ(モンゴル相撲)に熱中していた逸話を持つように彼らの来歴は目を見張るものばかりである。

 だが、やはり多くのモンゴル人力士たちの特筆すべき部分は「臥薪嘗胆(がしんしょうたん=成功のために耐え忍ぶこと)」、そして「衣錦之栄(いきんのえい=成功して故郷に錦を飾ること)」の言葉を地で行くような強い精神力を持っている点であろう。我々日本人がどこか忘れがちな大事な要素を、白鵬らは間違いなく兼ね備えている。


日本人の相撲人口が減少していると言われているが、将来は大丈夫? (写真はイメージです)
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る