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日本マクドナルド、2014年純利益は218億円の大幅赤字に鶏肉問題などが影響

日本マクドナルドHDは2014年通期決算を発表。チキンナゲットの原材料である鶏肉の使用期限切れ問題などが尾を引き、大幅な利益減となった。

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2014年は「マックフライポテト」の原材料調達にも苦しんだ
2014年は「マックフライポテト」の原材料調達にも苦しんだ

 日本マクドナルドホールディングス(HD)は2月5日、2014年12月通期の連結決算を発表した。使用期限切れの鶏肉問題などの影響で売上高、利益ともに大きく落ち込んだ。

 2014年通期の連結売上高は2223億1900万円で、対前年比はマイナス14.6%(381億2100万円減)だった。連結営業利益は67億1400万円の赤字(対前年比で182億3800万円減)、連結経常利益は79億7400万円の赤字(同182億1000万円減)で、連結当期純利益は218億4300万円(同269億8100万円)の大幅赤字となった。

 業績不振の大きな原因は、2014年7月に発覚した「鶏肉問題」だ。サプライヤーの1社である中国・上海福喜食品が使用期限切れの鶏肉を混入した「チキンマックナゲット」を製造していたことで、それに伴う原材料の廃棄費用や信頼低下による売上高の減少などが影響した。

2014年12月期通期連結決算状況(出典:日本マクドナルドHD)
2014年12月期通期連結決算状況(出典:日本マクドナルドHD)

 同日に2015年1月の全店売上高も発表したが、年初に発覚した商品への異物混入問題によって、対前年比でマイナス38.6%という結果になった。日本マクドナルドHDでは、異物混入問題によるビジネスへの影響を合理的に判断できないため、2015年12月期の連結業績予想を未定とした。

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