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あなたの会社では、部下の育成は“上司の仕事”ですか?サカタカツミ「新しい会社のオキテ」(2/2 ページ)

あなたは自分の部下を、どんな視点で評価していますか?「仕事は結果と同じくらいプロセスも重要。部下は失敗しながら成長するもの」という人もいれば「仕事は結果が全て。シンプルに見ないと、他の評価と平等にならない」という人もいると思います。

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変わらなければならないのは誰なのか、が問題

 冒頭で例に挙げた「上司の仕事が分からなくなった」上司に対して、そんなことを悩んでいるなんておかしいとか、そもそも上司とはこういうものだという世間的に常識的なラインがあるだろうとか、それこそ「ドラッカーでも読めよ」とか、思わず言いたくなる方も多いかもしれません。

 でも実は案外そう自明なことではないし、統一見解もない。だからこそ「変わらなければならないのだ」と安易に言ってしまいそうですが、では誰が? となると、途端に話が難しくなる。個人が、と思っても染み付いてしまったものを拭い去るのは至難の技です。組織が、といっても様々な価値観を受け入れる仕組みを作るのは、意外に高コスト。

 上司の仕事とはこういうものだ、という価値観が共有されている伝統的な組織でずっと働き続ける、それこそ、年功序列で終身雇用のワークスタイルが一般的ではなくなりつつある時代だからこそ、意外に難しい問題なのです。


(写真はイメージです)

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。就活や転職関連のサービスをプロデュースしたり、このような連載をしていたりする関係で、そちら方面のプロフェッショナルと思われがちだが、実は事業そのものやサービス、マーケティング、コミュニケーションの仕組みなどを開発するのが本来の仕事。

 直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」「MakersHub」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』。この連載についても、個人的に書いているブログでサブノート的なエントリーを書く予定。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


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