強みは「ビッグデータの活用」、リクルートキャリアの戦略:3分で分かるビジネス戦略(1/2 ページ)
Business Media 誠では注目を集めている企業のビジネス戦略を知るために、連載「3分で分かるビジネス戦略」をスタートしました。今回は「リクルートキャリア」の戦略をご紹介します。
Business Media 誠では、売り上げを伸ばしている成長企業や、話題の商品・サービスを提供する企業など、さまざまな業界で注目を集めている会社を中心に、各社のビジネス戦略を知るための連載をスタートしています。4回目は「リクルートキャリア」について。
強みは「ビッグデータの活用」
――現在の市場環境についてご説明ください。その環境をどのように受け止めていますか。
2012年秋、アベノミクスによる景気回復の風が吹きました。現場の人手不足感が限界であったこともあり、これが追い風となり企業は人材採用に積極的となり新卒、中途ともに企業の採用意欲は強いととらえています。
――2015年の企業戦略について聞かせてください。
既存事業のさらなる深化はもとより、介護、地域活性、ミドルシニアに関わる雇用や、新しい働き方に関わるサービスの提供にも力を入れています。
――御社の強みは?
国内最大級の求人求職に関わるビックデータを有し、それらの活用により企業と人がより最適に出会うことができる機会や場を提供できることです(関連記事)。加えて、さまざまな企業の人材戦略に応じて、人材紹介や求人メディアなどの採用手法を効果的に組み合わせてご要望にお応えし、多くのお客さまに対し採用成功の実績があることです。
――課題は?
「働く」ことにおいて、これまでの価値観が変化している今日。リクルートキャリアとして、時流をとらえ企業や個人のお客さまのご要望にいかに応えていくかが課題です。
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