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強みは「ビッグデータの活用」、リクルートキャリアの戦略:3分で分かるビジネス戦略(2/2 ページ)
Business Media 誠では注目を集めている企業のビジネス戦略を知るために、連載「3分で分かるビジネス戦略」をスタートしました。今回は「リクルートキャリア」の戦略をご紹介します。
別の場所で一定期間働く
――人材採用について聞かせてください。
採用に対する考え方・スタンスの前提を「社会期待に応えることを何よりも優先して、必要人材を採用する」に置いています。採用のシーンでは「かけがえのない持ち味」を何より尊重し、ともに探し続けるというビジョン・ミッションを自社にて体現しています。具体例を挙げると、面接の機会では、面接官が学生へ「働く喜び」を伝え、学生の「かけがえのない持ち味」を引き出しています。
――人材育成について聞かせてください。
上司がメンバーと真剣に向き合い、成長とキャリアを支援することにこだわっています。一人ひとりが仕事を通じて実現したいこと(Will)を明らかにし、その実現のために何ができるようになる必要があるのか(Can)を確認した上で、何をすべきか(Must)を考え、実行します。このサイクルを回し続けることで、一人ひとりが、自分で自分のキャリアを切り拓いていける存在になることを期待しています。
――社内制度改革にチカラを入れていますか。どこにポイントを置いていますか。
世の中の流れの先手を打った人事制度を策定しています。2014年はDive!という留学ならぬ「留職」の制度を作り、社員が会社ではない別の場所で一定期間働き、視野を広げ成長へとつなげる機会を提供しました。
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