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「サマータイム」がもたらす1年で“最も危険な日”:人に話したくなるコラム(4/4 ページ)
米国では3月に、1年で「最も危険」と言われる日がやってくる。その日とは、「デイライトセービングタイム」(サマータイム)が開始された直後の月曜日のこと。この日は、交通事故や職場でのケガなどが、増加するのだ。
日本の選択は間違っていない
日本では今のところデイライトセービングタイムは導入されていない。だが、これまでも国会議員などによって、何度となく導入が検討されてきた。もしかしたら今後もそんな話が出てくるかもしれない。
だが、ただでさえ働き過ぎの日本人に、1時間の変動はどんな影響を及ぼすのだろうか。少なくともポジティブには働かないのではないだろうか。実際に導入している米国で起きているマイナス効果を見ると、これまでの日本の選択は間違ってなかったと言えるだろう。わざわざ1年で最も危険な日を、日本に作る必要はない。
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