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サイゼリヤが業績を上方修正 15年8月期は純利益34億円に:好調続く
外食チェーンのサイゼリヤが2015年8月期 第2四半期決算を発表。併せて通期業績予想を上方修正した。
ファミリーレストランチェーンのサイゼリヤは4月8日、2015年8月期通期の連結業績予想を上方修正した。純利益については前年同期比で約22億円の大幅増になる見通しだ。
2015年8月期通期の従来予想から売上高は13億円増の1368億円(前期は1256億1800万円)、営業利益は2億円増の73億円(前期は54億8800万円)、当期純利益は2億円増の34億円(前期は11億9300万円)となった。
上方修正の背景には、同日に発表した2015年8月期 第2四半期決算が好調だったことがある。第2四半期連結累計期間の売上高は654億4800万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は23億8400万円(同64.0%増)、経常利益は26億3600万円(同57.6%増)、四半期純利益は13億6800万円(前年同期比943.3%増)だった。
出店計画の見直しや店舗での接客サービス強化などが業績アップに寄与したとする。また、新規出店を加速しているアジア地域では新たな顧客獲得や知名度の浸透などにより、売上高は135億1600万円(前年同期比46.8%増)、営業利益は11億8300万円(同97.6%増)となった。
【追記】4/9 18:10
サイゼリヤは2015年8月期前半でアジアに32店舗を新規出店した。内訳は、上海7店舗、広州14店舗、北京6店舗、香港2店舗、シンガポール3店舗。
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