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なぜ小さなコンビニが、セブンより下でローソンより上なのか水曜インタビュー劇場(コンビニ公演)(4/7 ページ)

エキナカにあるコンビニ「ニューデイズ」の業績が興味深い。1店舗の1日の売上高に相当する日販は、セブンが65万5000円、ローソンが51万9000円に対し、ニューデイズは57万円。小さなコンビニが、なぜ大手の一角に食い込むことができたのか。担当者に聞いたところ……。

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舞浜店をラッピング

笠井: 話は変わりますが、東京ディズニーリゾートに鉄道で行こうとすれば、JR京葉線の舞浜駅を利用しますよね。その舞浜駅にニューデイズがあるので、駅、鉄道、店頭、店内を紐づけたんですよ。

土肥: 詳しく教えてください。

笠井: 2013年4月から2014年3月にかけて、東京ディズニーリゾートは開園30周年を記念して、さまざまなイベントを開きました。オフィシャルスポンサーのひとつであるキリンビバレッジさんは、自社ブランド「午後の紅茶」を使ってある試みを行いました。

 期間限定で「午後の紅茶」のパッケージに、ディズニーブランドを使用しました。JR京葉線の鉄道の中に中づり広告を打って、舞浜駅もジャック。それだけではなく、エキナカにあるニューデイズをラッピングしたんですよ。さらに、店頭にも「午後の紅茶」をたくさん並べました。


「午後の紅茶」でラッピングされたニューデイズの舞浜店

土肥: 東京駅から東京ディズニーリゾートに行く人は多いと思うのですが、その東京駅に停まっている鉄道の中から“紐づいている”わけですね。売り上げはかなりアップしたのでは?

笠井: 2倍ほど売れました。

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