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王将フード、既存店売上高は13カ月連続で前年割れ 値上げの影響も
「餃子の王将」を運営する王将フードサービスが2015年6月実績を発表。売上高・客数ともに前年比マイナスとなった。
外食チェーン「餃子の王将」などを展開する王将フードサービスが発表した2015年6月の直営既存店売上高(速報値)は、前年同期比3.5%減だった。これで13カ月連続の前年割れとなった。
既存店の客数は9.4%減。従業員の労働環境改善などを目的に営業時間を短縮したことや、餃子のディスカウント販売を減らしたことなどが客離れにつながった。
一方、原材料価格の高騰により昨年10月に価格を値上げしたほか、「日本ラーメン」などのプレミアムメニューの販売を始めたことなどで、客単価は907円と52円上昇した。
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