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やっぱりコンビニのデリバリーは難しい、これだけの理由:ご一緒に“おでん”いかがですか 2(3/4 ページ)
ローソンと佐川急便が組んで配達と同時にコンビニの買い物もできるサービス「SGローソン」を立ち上げた。少子高齢化による買い物難民や過疎化が現実のものとなった今、昔ながらの“御用聞きスタイル”は定着するか。
コンビニでの荷物受け渡しの現状
一方、コンビニ側には新たな負担はないようにも見えるが、これがそうとも言い切れない。既にアマゾンから送られてくる荷物が増えてきていて、店舗の負担が増しているのだ。
まず、荷物の置き場所だ。オペレーションをスムーズにするために、通常は荷物置き場を固定している。しかし、日によっては通常の2〜3倍の荷物が届くこともあり、そうなると一部の荷物をいつもの場所とは違う場所に置くしかない。いつもある場所に荷物がないというのはオペレーション側にとって戸惑う原因となり、スムーズな受け渡しを阻害することになる。読者の中にも、荷物をなかなか見つけてくれない従業員にイラ立ちを感じたことがある人もいるだろう。
既にアマゾンからの荷物でいっぱいの現状において、佐川急便からの荷物の保管をどうするのか。受け渡しのシステムはでき上がっているかもしれないが、従業員がオペレーションに戸惑い、行ったり来たりという状況が目に浮かぶ。
懸念されるお客さま満足度の低下
お客さんからの注文を受けて、配達するまでの“タイムラグ”はどうするのか。
SGローソンでは店舗にある商品の配達も可能にしているので、ある程度の時間短縮にはつながるはずだが、逆にそれがサービスの低下を招く恐れがある。リアルタイムで各店舗の情報を確認できるが、欠品によるお客さまの満足度低下は防げないだろうと筆者は推測する。
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