Mobile:NEWS 2002年5月21日 01:48 PM 更新

ドコモ夏野氏が語る、504iのアピールポイントとは

今回2機種が正式発表された「504i」だが、間をおかずに「P504i」「N504i」「SO504i」も登場する。愛用の超薄型端末P504iを手に発表会に現れた、ドコモのiモード企画部長 夏野剛氏が語る504iの特徴とは

 「iモードのフラッグシップ──」。「ビジネスシヨウの展示会場で行われた発表会で、NTTドコモのiモード企画部長である夏野剛氏は、504iに詰め込まれた機能をアピールした。


P504iを手に持って登場した夏野氏。今回正式発表された端末はF504iとD504iの2機種だが(5月21日の記事参照)、間を空けずP504i、N504i、SO504iが登場するという。504iに関してはこの5機種で終わり。「ほかのメーカーに関しては、504iSを……」という意味深な話も

 夏野氏が打ち出す504iの特徴はこうだ。

  • 通信速度の向上でダウンロードが快適に
  • iアプリ待ち受け画面が可能に
  • 赤外線通信機能搭載

 504iでは、従来の9.6Kbpsから下り最大28.8Kbpsへと通信速度が3倍に高速化された(2001年9月の記事参照)。コンテンツが“サクサク”ダウンロードできるだけでなく、高速化に伴ってiアプリのプログラムサイズも30Kバイトに拡大。「504iでは(プログラムサイズと記憶領域を合わせた)トータルで世界最大サイズになった。通信速度が3倍だから、プログラムそのものの大きさは3倍。その代わり、コンテンツプロバイダとの相談の結果保存領域を100Kバイト拡大した」(夏野氏)

 実は、2001年夏の段階から、J-フォンやKDDIではドコモのiアプリの何倍ものサイズのアプリケーションサイズを実現していた(2001年12月の記事参照)。ある意味、iアプリは504iでやっと他社のサイズに追いついたことになる。しかし、「技術的に大きければいいという時代は終わった。去年から調整していかなくていけない時代になったと思っている」と夏野氏は、大きさだけがすべてではないことを強調する。

 実際、iアプリ対応端末である503iシリーズを使うユーザーは既に1300万を超える。これは他社の追随を許さない数だ。「日本人の10人に1人はJavaというテクノロジーを使っている」(夏野氏)。その結果、504iでは発売と同時に135以上のコンテンツが用意された。

 「新しい機能が付きましたといっても、コンテンツが伴っていなければいけない。504iは(その機能が)分かりやすく、ユーザーが買ってもらえばすぐに効果が分かる」(夏野氏)

高速になったJavaと待ち受け機能

 サイズの拡大と共に、504iのiアプリは待ち受け機能を搭載した。これは、“ダウンロードしたコンテンツで携帯をカスタマイズする”というiモードの進化の延長線上にある。

 「501iでは画面をダウンロードすると貼り付けておきたかった。今回はJavaのプログラムをダウンロードしたらそのまま待ち受け画面として貼り付けることを可能にした」(夏野氏)

 504iの待ち受けiアプリでは、後ろでJavaが動いている環境で違和感なく電話機としての機能を利用できる(5月21日の記事参照)。「待ち受けiアプリを動かしていても、普通の待ち受け状態と同じ。電話もできるし、メールもできる」(夏野氏)

 また、「CIMSITY」など一昔前のゲームがそのまま動作することも夏野氏は強調する。503iで動いたゲームが20年くらい前のものなら、「今回は体感的に、10年くらい前のコンピュータやファミコンの世界が入ってきた」(夏野氏)

 赤外通信機能が付いたことも、504iの大きな特徴だ(5月21日の記事参照)。Bluetoothなど最新の技術ではなく、“枯れた”技術である赤外線を搭載したことについては「使える相手がたくさんいるものとつなげられる仕様」(夏野氏)と理由を説明する。

 これまでも赤外線機能を内蔵した携帯電話はあったが、504iでは「携帯以外とつなげること」を重視している。レンタルビデオショップの「ゲオ」では、504iを会員証代わりに利用できる。POSレジと赤外線を使って通信することで、それを実現した。カラオケ用機器のメーカーである第一興商では、504iの赤外線を使ってカラオケの楽曲セットができるようになる。また、iモードと連携できる自動販売機「Cmode」では、「504i以降の方は、赤外線でジュースが買えたりする」(夏野氏)

 予定されている5機種では、すべて6万5000色以上の液晶を搭載し、背面液晶も備えるなど豪華な504iシリーズ。価格については「使える機能が多い電話機だと思っているので、他社のものよりも高くなると思う。しかし、その分使える携帯になっている」(夏野氏)

 また、普及が難航しているFOMAに関しては「次のFOMAは、当然504iの機能を載せていこうと思っている」とコメント。ハイスペックな504iの登場で、503iをベースとしたソフトウェアを積んだFOMAが見劣りするのではないかという疑念もあるが、「(504iは)FOMAにはいい影響があると思っている」と語る。ユーザーが通信速度が向上した504iに慣れることで、より高速なFOMAにも興味を示すだろうという考えだ。

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