iショット3機種のカメラ機能を比較する(3/3)
カメラで撮影した画像は、さまざまに利用できる。3機種共にメインディスプレイの待ち受け画像に設定できるが、F251iは背面液晶の待ち受け画像に利用できない。
スケジュール機能自体のないSH251iを除き、F251iとD251iはスケジュールに画像を貼り付けることが可能。また各機種共、アドレス帳に登録された人ごとに画像を設定できる。登録した人から電話がかかってきたりメールが届いた際に、メインディスプレイ、背面液晶に設定した画像が表示されるというもの。F251iは、アドレス帳のグループに対して画像を設定することも可能だ。 撮影した画像に、さまざまな加工を施すこともできる。 ただし各機種とも、加工が可能なのは基本的にiショット(S)のみ。F251i、SH251iはiショット(L)のサイズを変更することもできない。どちらのサイズで撮ればいいか迷う部分だ。SH251i、D251iは待ち受け画面・120×160ピクセルにも加工が可能。ただし待ち受け画面サイズはiショットで送信できない。 唯一、D251iは画像サイズの変更やトリミングが可能なため、VGAやQVGA、iショット(L)で撮影した画像でもサイズを変更することで加工が行える。
文字はD251iとF251iで入れられるが、F251iが1文字1文字グラフィックスを選択してスタンプのように入れていくのに対して、D251iは文字を入力するタイプだ。F251iでは数文字を入力するだけで精一杯。前述したが、D251iは効果を適用したままで撮影でき、F251iはフレームを表示させたまま撮影できるのも忘れてはならないだろう
各iショット端末は、さまざまな画面サイズが選択できる。しかし、基本的にはiショットで送信できるiショット(S)とiショット(L)が中心だ。外部メモリスロットを備えるD251iだけが、QVGAやVGAサイズの撮影も行える。
iショット(S)はF251iだけ一回り大きいサイズ。デジタルズームは各機種共に基本的にはiショット(S)で用いる。SH251iでは待受画面でも4倍ズームが可能。D251iは壁紙でも8倍ズームが行える。D251iはQVGAでも2倍ズームまでは可能だ 画質は多少の調整が可能だ。SH251iはiショット(S)と待受画面に関してのみ、NORMAL/FINE/SUPERFINEの3種類の画質を選択できる。ただし、それほど極端に画質の差がつくわけではない。F251iには画質の調整はない。D251iは、すべての画面サイズでファイン/標準/エコノミーから画質を選べる。 iショットは、J-フォンの写メールのようにファイルサイズによって“送れる/送れない”が決まるわけではないので、画質を良くする(圧縮率を下げる)ことのデメリットは保存枚数が少なくなることくらいだ。
iショット端末3機種を試用して、メニュー操作が最も直感的だったのは「D251i」だ。“画像を選んでiショット送信する──”たったそれだけのことでも、F251iやSH251iはメニューを切り替えなくてはならない場面が見受けられる。カメラ周りの操作をよく練り込んだ端末、D251iにはそんな印象を受けた。 ただし、ストレスなく操作できる……という意味ではD251iには及第点がつけられない。サムネイルや画像の表示は高速だが、シャッターを切ったときのレスポンスが悪く、メニューの表示も遅い。「メニュー、上、左、決定、下、下……」と操作を覚えていても、素早く操作するとキーを取りこぼす。これはカメラに限らずD251iのソフトウェア全般にいえる。 逆に操作軽快だったのはF251iだ。表示に凝ったグラフィックスを使わず、多くの場面では2色表示。そんなところも軽快感に影響しているのかもしれない。
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