FOMA、過去最低水準の伸び──9月事業者別契約者速報ドコモは単月シェアを50%台に戻したが、FOMAのほうは過去最低水準の伸びまで落ち込んでしまった。iモードは快調でもうじき3500万契約。iアプリ対応端末数は1500万に達した
電気通信事業者協会(TCA)は10月7日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2002年9月の契約数を発表した。それによると、この1カ月間で携帯電話契約数は45万8800増えて、7208万1000。
9月はドコモが再び単月シェアを52%まで戻した。上期の終わりということもあり、一部には価格を大幅に下げて契約者の獲得を狙った店舗もあったようだ。 反動でauとJ-フォンは多少単月シェアを減らした。9月はauがカメラ付き端末4機種を(8月26日の記事参照)、J-フォンが新型シャープ製端末を投入したが(9月9日の記事参照)、新規契約の獲得には直接結びついていないようだ。ただし単月シェアは依然として20%以上であり、毎月じわじわとドコモのシェアを喰っている格好だ。auに続き、J-フォンも1300万契約に達した。
第3世代携帯電話ではCDMA2000 1xが順調。FOMAの純増数はわずか2200と、サービス開始以来過去最低水準まで落ち込んでしまった。9月半ばに待ち受け時間を大幅に延ばした東芝製「T2101V」を投入したが(9月28日の記事参照)、その結果がどう出るかは10月以降に持ち越されそうだ。 ブラウザフォンサービスでは、iモードがもうじき3500万に手が届く。10月6日時点で、iモード契約は3490万7000。うちiアプリ対応は1500万契約に達している(8月27日の記事参照)。
PHSは、ドコモが総崩れの状況だ。1998年10月にドコモがPHS事業を営業譲渡されて以来、ほぼ上向きに推移し一時は192万契約まで戻したが、この数カ月1万単位の純減が続いている。 アステルグループも各社揃ってわずかに契約者数を減らしたが、関西のケイ・オプティコムが5800の純増を果たし、グループ全体では2600の純増となった。
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