ニュース
アステル沖縄、DDIポケット子会社に事業譲渡、解散へ
新会社を設立して、そこにアステルのPHS事業を譲渡する。新会社には、DDIポケットが8割を出資する予定。
沖縄電力は、アステル沖縄を2005年1月31日付けで解散すると発表した。PHS事業はDDIポケットの子会社に譲渡し、譲渡後のアステル沖縄を精算するかたち。
7月の時点で、アステル沖縄はDDIポケットとPHS事業を共同展開することに合意していた(7月26日の記事参照)。どのようなかたちで共同事業を行うかが模索されていたが、今回新会社を設立することで方向が固まった。
新会社には、DDIポケットが8割を出資し、沖縄の地元産業が残りの2割を出資する。「沖縄電力としては、2割のうちの何%かを出資するということで調整中」(沖縄電力広報)という。
advertisement
DDIポケットが支配権を持つため、アステルブランドは消滅し、DDIポケットブランドのサービスが展開されることになる。もっとも、DDIポケット自体が新体制に合わせた新ブランドを模索中のため、“DDIポケット”のサービスが提供されるかは未定という。
アステルグループは既に、北海道、九州、北陸、関西がサービスを終了。東北はほかの地域とのローミングを停止しており、中部、四国でも、サービス廃止を前提として新規受付を停止している。中国では12月9日に、音声サービスを終了する予定。
関連記事
- アステル沖縄、DDIポケットと提携で撤退を回避
DDIポケットとアステル沖縄は、2005年1月をめどに沖縄県内でPHS事業を共同展開することで合意した。沖縄では、アステルユーザー向けサービスが存続することになる。 - アステル、中国エリアで12月9日に音声サービス終了
既にサービス停止を前提として新規受付を終了していた。PHSでのネット接続サービス「MEGAEGG64」は継続する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.