逆トグルは側面ボタンのままなのか──「N902iS」:夏モデルの“ここ”が知りたい「N902iS」編(3)
日本語入力システムが進化した「N902iS」。側面のボタンに割り当てられていた逆トグルの位置はどうなったのかを問う質問が寄せられた。
質問:日本語入力の逆トグルは、側面ボタンのままなのですか
日本語入力時に便利なのが、逆トグル(あ→お→え→う、の順で逆回しできる)キー。勢い余って押しすぎてしまったときや、各行の最後にある文字から入力したいときなどに役立つ機能だ。
逆トグル機能を備える多くの端末は、ダイヤルキー面のいずれかのキーが逆トグルに割り当てられている。最近のau端末は「#」に逆トグルを割り当てているものが多い。
NECのFOMAは、それが側面の「ホーム」キーに割り当てられている。左手で操作するユーザーなら親指が、右手で操作するユーザーなら人指し指か中指がすぐ届くので、慣れれば違和感なく使えるが、ほかの端末から乗り換えたユーザーが使い始めるときなどには、多少の慣れが必要となる。
こうした事情からか「日本語入力の逆トグルは、側面ボタンのままなのですか」という質問が届いた。試してみたところ、逆トグルは左側面の「ホーム」キーに割り当てられており、使い勝手は従来端末と同等だった。
ちなみにパナソニック モバイルコミュニケーションズ端末も、以前は逆トグルが側面に配置されていたが、「P902i」(記事一覧参照)で「カメラ」キーに割り当てられた。「P902iS」(5月11日の記事参照)も同様だ。
質問:2GバイトのminiSDは使えますか
N902iSのminiSDカードは、最大1Gバイトまでの対応となっているが、「2GバイトのminiSDカードも使えたりしないのですか」という質問が寄せられた。
試しに、トランセンドの2GバイトminiSDカードを差してみたところ「1Gバイト以下のminiSDを使用してください」というメッセージが表示され、利用できなかった。
質問:アドレス帳の使い勝手はよくなりましたか?
前モデルの「N902i」(記事一覧参照)で、暫定的なタブ形式となったアドレス帳。N902iSでは、左右キーでタブ間移動、数字キーでダイレクトにタブを指定できるタイプに改良された。例えば「1」キーを複数回押せば「あ」「い」「う」の先頭にも移動する。下キーを押してタブから一覧にフォーカスが移動すると、従来通り、数字キーでショートカットで呼び出せる点や、左右キーでページスクロールできる点はなかなか便利だ。
待ち受け画面から上キーを押してアドレス帳を呼び出した直後はフォーカスがタブに当たり、左右キーでタブ間移動、数字キーでダイレクトにタブ指定ができる(左)。下キーを押すとフォーカスが一覧に移動。この状態で「7」を押せば市川さんをショートカットで呼び出せる。左右キーによるページスクロールも可能
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