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クアルコムジャパン、社長の山田純氏が会長に──新社長は元京セラの真野毅氏
クアルコムジャパンは6月19日、代表取締役社長の山田純氏が代表取締役会長に昇格し、真野毅氏を代表取締役社長に任命する人事を発表した。
クアルコムジャパンは6月19日、現代表取締役社長の山田純氏が、6月25日付でQUALCOMMのシニア・バイス・プレジデント兼クアルコムジャパン 代表取締役会長に昇格すると発表した。後任の社長には、京セラやKyocera Wireless(京セラがQUALCOMMの携帯端末部門を買収して設立)で要職を歴任した真野毅氏が同日就任する。
真野氏は大阪府立大学工学部を卒業した後、ワシントン大学大学院修士課程(MBA)を修了。1978年に京都セラミック(現京セラ)に入社した。京セラでは、産業用セラミックスの海外営業を担当した後、コーポレート・ベンチャーキャピタル事業、M&A、事業提携などを担当。2001年に京セラの米国子会社、Kyocera Wirelessへ事業戦略担当副社長として出向し、2003年にKyocera Wireless の社長に就任した。2006年に帰国した後は、通信関連機器事業本部、事業戦略部長を務めた。2008年に京セラを退職し、同年クアルコム ジャパンに入社した。
山田会長は今後も引き続きQUALCOMMの技術および製品の開発、クアルコム ジャパンの戦略の策定と実行を担い、真野社長がクアルコムジャパンの事業を監督する。
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