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ウィルコム、「WILLCOM CORE」用の試作端末を披露
ウィルコムは、4月下旬からエリア限定サービスを開始する次世代PHSサービス「WILLCOM CORE」向けの試作端末を披露した。PCカード型で、現行PHS通信には対応しないシングル版。
ウィルコムは、1月22日に行った2009年春向けの新製品発表会で4月下旬開始予定の次世代PHSサービス「WILLCOM CORE」について触れ、PCカード型の試作データカード端末を披露した。
WILLCOM COREは、4月下旬にエリア限定の試験サービスを実施し、10月から本サービスを開始する予定。エリア限定サービスは東京・山手線内周の高トラフィックエリアになり、すでに基地局の設置場所やインフラの光回線化に対応しているという。
エリア限定サービスで使われる端末はPCカード型データカードで、現行PHSには対応しないシングル版。現在はこの試作機を使い、東京・虎ノ門にあるウィルコム本社にあるWILLCOM CORE第1号基地局などとの間で、通信試験を行っているという。最終的な調整が入るが、ほぼ現在のままで製品化されるとのことだ。
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試作端末のサイズや重さ、消費電力などのスペックは不明。ウィルコムは、WILLCOM COREの第1弾端末開発ベンダーとしてネットインデックスならびにNECインフロンティアを選出しており、この試作機も両社どちらかが開発したものと思われる。
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