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シンプル/らくらく/実質0円――嵐の前の静けさと思いたい携帯販売ランキング(5月4日~5月10日)(1/4 ページ)

シンプル系端末が上位を譲らない最近のランキング。特に今回は“安い端末が売れる”ことを象徴するかのような結果になった。さて、“どっち”の「iPhone 3G」がキャリア総合上位に浮上したと思います?

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母の日効果?――「らくらくホン」シリーズがワンツーフィニッシュ

らくらくホン ベーシックII

 NTTドコモのランキングでは、5月10日の母の日が影響してか、シニアユーザーをターゲットに据える富士通製の「らくらくホン」シリーズがワンツーフィニッシュを飾った。4月中旬から首位を獲得し続けている「らくらくホン ベーシックII」がその座をキープし、同モデルが登場したころから順位を下げていた「らくらくホンV」が2位にまで上昇した。

 前回のランキングで6位から4位にランクアップしたNEC製の「N-04A」は、さらに順位を上げて3位入りを果たした。これには量販店などでの値下げが影響したものと思われる。4位は、同じくNEC製の「N-02A」が獲得した。

 さらに5位「SH-02A」、6位「SH-03A」とシャープ製端末が続き、その下には7位「P-06A」、8位「P-01A」とパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末がランクイン。1位から8位は、4つのメーカーが順々に獲得するというめずらしい結果になった。

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 ところで、年間を通じて安定した人気を誇るらくらくホンシリーズが3月ごろから首位をほぼ“独占”し、キャリア総合ランキングでもコンスタントに上位を獲得している。この状態は、主力機種の売れ行きが停滞している結果とも考えられる。不況の影響も加わって安価なシンプル系端末が売れ筋になっている現状を、5月19日に発表される新モデルがどのように打破するのかに注目したい。

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