「起きたら欲しいアプリあった」 Twitterで“Androidアプリ速攻開発物語”:ふぉーんなハナシ
「こんなAndroidアプリが欲しい」とつぶやいたら、数時間後にアプリが配信された――。Androidの身軽さを生かした“アプリ開発物語”が、Twitter上で繰り広げられた。
Twitterで「こんなアプリ欲しい」とつぶやいたら、数時間後にアプリが配信された――。今やそんなことが現実になってしまうんですね。
2月8日、プログラマーのesmasuiさんがAndroid端末向けアプリ「QR2Tweet」をAndroid Marketで公開しました。同アプリは、QRコードで認識した文字列を、GmailやTwitterクライアントなど任意の機能に受け渡すことができるアプリケーションです。
このアプリは、電子メモツール「ポメラ DM20」を購入した@AkioHoshiさん(ITジャーナリスト、コモンズ・メディア代表の星暁雄氏)の、ふとしたツイートがきっかけとなって生まれました。ポメラの“書いた文章をQRコードとして吐き出し、ケータイなどに取り込める”機能を使ったツイートに挑戦した同氏は、
「QRコード認識結果をコピー&ペーストする一手間が面倒。いきなりツイートできるアプリはないのかな。Androidだったら、インテントで呼び出す形でもいい」
と、誰となくつぶやきました。そのつぶやきをキャッチしたesmasuiさんは、数時間後にQR2TweetをAndroid Marketで公開しました。「(朝)起きたら欲しいアプリがあった!」と、@AkioHoshiさんも公開の速さに驚いた様子です。
このスピーディーな開発物語の影には、Androidならではの特徴が隠れています。1つは、Android Marketがアプリを登録すればすぐに公開できるという点です。審査を通過しなければいけないiPhoneのApp Storeなどでは、こうしたことはできません。また、今回のQR2Tweetには「インテント」と呼ばれる、あるアプリ上で必要な機能を他のアプリから呼び出すAndroidの特徴的な仕組みが使われています。QRコードの読み取りアプリ「QRコードスキャナー」(zxing)をインテントで呼び出すことで、“さくっと開発”できたというわけです(該当アプリが入っていない場合はマーケットに飛ばしてくれるそう)。少ない手間でニッチなニーズにも軽やかに対応する――。そんなAndroidの底力を見た気がします。
TogetterにQR2Tweet開発物語のまとめがあります。興味のある方はこちらからご覧ください
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